万葉の花 flower story

2019 / 04 / 30  12:24

「皐月」「杜若」(5月かきつばた)

「皐月」(さつき)

旧暦五月の別称。田植えもしくは田植月(五月)をサツキという。

サツキのサは早乙女のサと同様に田の神を意味したといわれる。早苗月、五月雨月、幸月ともいわれる。

英語のMayは古代ローマの神マーキュリーMercuryの母マイアMaia(春の神)を

5月1日に奉ったことから名付けられたとされており、また当時は4月28日から5月2日までは

花の神フローラFloraを讃える祭りの日とされた。

 

「杜若」(アヤメ科の多年生草、日本原産)

古くは衣類の染料として「書付け花」の名で呼ばれた。

さらに「カキツバナ」となり「カキツバタ」に転訛した。

万葉の時代から詩歌に詠まれ、鮮やかな緑の長葉の間から紫色の優美な花を咲かせる姿は

いかにも日本的な美しさを感じさせた。

早春から番州にわたり時季ごとに違った風情を見せる。

菖蒲(アヤメグサ)が男性に例えられるのに対し、杜若は女性に例えられる。

アヤメ菖蒲杜若.jpg

千葉県香取市 水郷佐原あやめパーク