「蓮」(古名はちす。ハス科の多年草)
原産はインド、または中国。有史以前に中国から渡来した(『古事記』)。
花は芳香があり、夜明けとともに開き夕方には閉じる。
花が散った後は、花托の上面に、蜂の巣状の果実をつけることから、はちすと名がついた。
『万葉集』ではすべて古名「はちす」という呼び名で詠まれている。
「はす」の呼び名は平安時代後期以降についた。
葉は大きく、長く伸びた地下茎は蓮根になる。蓮の実、蓮根は、ともに食用とされる。